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2015年12月20日 (日)

電子版「お薬手帳」、副作用を自ら書き込むことができるように改善

 処方薬の名前や量などを記録し、不適切な飲み合わせを防ぐ「お薬手帳」の電子版について、厚生労働省は、患者がスマートフォン(スマホ)の専用アプリに副作用が起きた状況を自ら書き込むことができるようにするなど、利便性を高める指針をまとめた。
 患者しかわからない副作用の状況を医師や薬剤師が把握できるようにすることなどが目的で、開発業者は今冬中にもアプリを改良する。
 お薬手帳は薬剤師会などが発行する冊子で、不適切な飲み合わせの防止のほか、薬剤師らが患者の服用歴などを知るために使われる。その電子版では普段持ち歩けるスマホで管理しているので、家への置き忘れを防げる利点がある。
ただ、患者から薬剤師らへの情報伝達機能が弱い面があった。
 指針では、電子版に患者の記入欄を設け、処方薬を使った後の様子や市販薬の使用状況を書き込んだり、1年分以上の服薬履歴を見たりできるように求めた。患者が過去に服用した薬を簡単に思い返し、薬剤師らも把握できるよう、アプリ上で服薬歴をリスト化して見られるようにもする。
 アプリごとに使える薬局や医療機関が限定される課題もあったが、来春、各アプリのシステムを全国で連結し、アプリの種類を問わず、どこでも使えるようになる。

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